福島県喜多方市熱塩加納町
消防によりますと、22日夜9時ごろ、福島県喜多方市熱塩加納町で、大雨によって裏山から土砂が付近のホテルや旅館の建物の中に流れ込み、宿泊客など合わせて少なくとも39人が近くの集会所に避難しているということです。
避難の際に70代の女性が転んでけがをしているということです。
1日の参議院選挙の結果を受けた
公明党の山口代表は、党本部で記者会見し、8月15日の終戦の日に安倍総理大臣が靖国神社に参拝することは、見送るのが望ましいという認識を示しました。
この中で、公明党の山口代表は、21日の参議院選挙の結果を受けた今後の政権運営について、「経済の再生と復興の加速化を選挙で訴えたので、今後も最優先で取り組んでいきたい。集団的自衛権や憲法改正を巡る問題も非常に重要だが、国民の生活に身近な経済や社会保障に尽くしてもらいたいという民意があるので、優先順位を心得ながら取り組みたい」と述べました。
また、山口代表は、今回の選挙を受けて開かれる臨時国会の日程について、「召集日は8月2日が妥当なところだ。午後の安倍総理大臣との党首会談で調整したい」と述べました。
一方、山口氏は、8月15日の終戦の日に安倍総理大臣が靖国神社に参拝するかどうかに関連して、「安倍総理大臣は第1次安倍政権のときに非常に配慮した行動をとった。安倍総理大臣として賢明な対応をとるものと思っているし、そういう姿勢を保つように申し上げたい」と述べ、参拝は見送るのが望ましいという認識を示しました。
大阪・堺市のガソリンスタンドで起きた窃盗事件
大阪・堺市のガソリンスタンドで起きた窃盗事件を巡って、無関係の男性が逮捕・起訴された問題で、警察が犯行時刻の根拠としていたガソリンの販売記録に、時刻のずれがあったことが分かりました。
逮捕の決め手となった防犯カメラの時刻もずれていたことが分かっていて、警察は、時刻の設定のずれを相次いで見逃すなど、ずさんな捜査が行われた詳しい経緯を調べています。
ことし1月、大阪・堺市のガソリンスタンドで盗まれた給油カードが使われた事件では、40代の会社員の男性が逮捕・起訴されましたが、男性が映っていた防犯カメラの時刻の設定のずれが見逃されていたことが分かり、男性は事件とは無関係だったとして、今月17日、釈放されました。
第三者機関や学識経験者の意見を取り入れながら必要
トラブル防止への取り組みとして「第三者機関や学識経験者の意見を取り入れながら必要な対策を実施する」としています。
また、今月6日にエンジンから火が出るトラブルのあった特急列車と同じ型のエンジンを使用している36両については「原因が判明し対策が完了するまでの間、運行を停止する」としました。
これらの車両の運行再開の見通しについては「運輸安全委員会の調査が入っているので現段階で言えない状況だ」としたうえで「調査の結論が出るのに1年はかかるので、JR北海道としても独自に原因究明を進めたい」と述べ、早期の再開を目指す考えを明らかにしました。
特急列車のトラブルが相次いでいるJR北海道
特急列車のトラブルが相次いでいるJR北海道は、19日、国土交通省に当面の安全対策について報告するとともに、札幌市の本社で野島誠社長らが会見し、対策について説明しました。
札幌市にあるJR北海道の本社では、午後6時から幹部が記者会見を開きました。
冒頭、野島社長は「たび重なる車両トラブルでお客様や地域の皆様にいろいろとご迷惑をおかけして大変申し訳ございません」と陳謝しました。
そのうえで19日国土交通省に提出した報告書の内容を説明しました。
それによりますと、車両トラブルが多発していることについて「車両の老朽化が進み、従来の輸送サービスレベルを維持するなかで車両のメンテナンスが十分に行われていない」との認識を示しました。
呉さんのマンションに滞在していて事件の直後に帰国してい
去年7月、マカオのマンションで、女性が殺害されているのが見つかった事件で、警察は、女性と交際していた埼玉県出身の31歳の男を強盗殺人の疑いで逮捕しました。
逮捕されたのは、埼玉県出身で住所不定、無職の三橋勇容疑者(31)です。
警察の調べによりますと、三橋容疑者は、去年7月、マカオのマンションの部屋で、この部屋に住む交際相手の呉美樹さん(30)の腹部を刃物で刺して殺害し現金などを奪ったとして、強盗殺人の疑いが持たれています。
三橋容疑者は、当時、呉さんのマンションに滞在していて事件の直後に帰国していました。
警察が、捜査を進めた結果、マンションの防犯カメラの映像などから、三橋容疑者以外に部屋に出入りした人物がいないとみられるほか、呉さんが事件の直前に引き出した現金が部屋から無くなり、三橋容疑者が、帰国後、多額の借金を返済していたことも分かったということです。
調べに対し三橋容疑者は、「私は殺していません。金も奪っていません」と容疑を否認しているということです。
山口組系の暴力団組長、落合益幸被告(66)
暴力団組長が抗争事件を巡って被告となり、裁判員に危険が及ぶおそれがあるとして、検察側が当初、裁判官だけでの審理を求めていた裁判員裁判で、さいたま地方裁判所は、被告の組長に無期懲役の判決を言い渡しました。
裁判は、裁判員の安全などを確保するため、およそ2か月にわたって異例の厳重な警備の下で行われました。
山口組系の暴力団組長、落合益幸被告(66)は、平成20年、埼玉県ふじみ野市で対立関係にあった暴力団の幹部が拳銃で殺害された事件で、殺害を指示したとして組織犯罪処罰法違反などの罪に問われていました。
この裁判を巡っては、裁判員に危険が及ぶおそれがあるとして、検察が裁判官だけで審理するよう請求しましたが、裁判所はこれを却下し、裁判員が審理に加わりました。
18日の判決で、さいたま地方裁判所の多和田隆史裁判長は「犯行は団体の威信を保つために組織的に行われたもので、実行犯の組員との間で共謀が認められる」などとして、組長に検察の求刑どおり、無期懲役の判決を言い渡しました。
検察が裁判員を参加させないよう請求したケースは全国で2件目で、請求が認められなかったのは初めてだということです。
裁判はことし5月から合わせて16回、およそ2か月にわたり、この間、裁判員の安全などを確保するため、裁判所の正面玄関以外の出入り口を閉鎖したうえで、すべての来庁者を対象に金属探知機による持ち物検査を行うなど、裁判は異例の厳重な警備の下で行われました。