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移植用の食道の粘膜の培養

  長崎大学などの研究グループが、食道がんの患者の口の中の細胞を東京の大学病院に送ってシート状の粘膜に変えたあと、再び空輸して移植することで傷ついた患者の食道を再生することに成功しました。

  移植用の食道の粘膜の培養は、今は東京でしか行っていないということで、研究グループでは再生医療の恩恵を地方でも受けられるようになる意義は大きいと話しています。

  長崎大学病院の江口晋教授などの研究グループは、食道がんの患者の口の中の細胞を東京女子医科大学に送り、2週間かけて直径1センチほどの薄いシート状の粘膜に培養しました。

  そして、およそ1200キロ離れた長崎に航空機で送り返し、がんの摘出手術を受けた患者に移植することで、傷ついた食道の粘膜を再生することに成功したということです。

  人工的に作った粘膜の組織は、培養する温度が変わると傷ついたり形が変わったりするため、研究グループでは体温と同じ37度に保ちながら細菌などが入らないようにして運べる特殊な容器で空輸しました。