名古屋市の市立中学校に通う2年生の男子生徒

　　名古屋市の市立中学校に通う2年生の男子生徒が、10日、マンションから転落して死亡しました。状況などから自殺したものとみられ、自宅から「複数の人から死ねと言われた」などと書かれたノートが見つかったことから、名古屋市教育委員会は、学校でいじめがあった可能性もあるとして、今後、調査することにしています。

　　名古屋市教育委員会によりますと、10日午後、名古屋市南区の市立中学校に通う2年生の13歳の男子生徒が、家の近くのマンションから転落して死亡しました。

　　状況などから自殺したものとみられていて、男子生徒の自宅からは「複数の人から死ねと言われた」「自分に嫌気がさした」などという内容の書かれたノートが見つかったということです。

　　一方で、いつ、誰から言われたのかなど具体的な記述はないということです。

　　男子生徒はソフトテニス部に所属し、これまでに学校側に対していじめなどについて相談したことはないということです。

　　名古屋市教育委員会は、ノートに記述が残っていたことから、学校でいじめがあった可能性もあるとして、今後、調査することにしています。

　　名古屋市の河村市長は記者会見し「二度とこのようなことが起きないようにしたい」と述べました。